[初期設定1]SMS接続設定
2022/12/03
本記事はLINERとSMSを接続するための設定となります。
※事前にSMSサービスにて、電話番号を取得している前提となります。
また、現在LINERが対応しているSMSサービスは、Twilio・空電プッシュ・Accreteのみです。
SMSご利用イメージ
1. チャットコンソールにて「SMS」を選択します。
2. チャットコンソール画面の右上にあるSMSアカウント名をクリックするとSMSアカウントを切り替えることができます。
※その他:1on1チャット・メッセージ一括送信(事前にSMS用テンプレートを作成)でもご利用できます。

目次
1.LINERとSMSの接続(アクリートの場合)
アクリートから提供された「アカウント設定申込書」の以下の項目に関して設定していただきます。
「アカウント設定申込書」は新規・既存によって申込書の対応が異なります。
アクリート SMS 新規のお客様
・アクリートより提供された「アカウント設定書」に項目の設定をご記入ください。
アクリート SMS 既存のお客様
・アクリート様へ上記項目を変更済みの「アカウント設定書」をメールにてお送りいただく、
あるいは設定変更箇所のみ、アクリート担当者へメールでご連絡をお願いします。
1. アクリート 「アカウント設定申込書」を記入します

・APIアクセス元グローバルIPアドレス※全てのIPドレスをご記入ください。
・13.115.228.63
・52.197.23.149
・13.113.36.251
・レスポンス形式
・JSON形式
・SMS通知先URL
※SMSのご利用方法により設定内容がことなります。
※URLの末尾にお客様のSalesforce環境の組織IDを追記したものを申込書にご記入ください。
「SMS 送信のみ」のお客様
・SMS配信結果通知先URL
https://phoneappli-liner.net/api/v1_52/accrete/status-sent-sms/組織ID
アクセスメソッド:POST
・SMS受信通知先URL
URLとレスポンス形式は未記入。
「SMS 双方向」のお客様
・SMS配信結果通知先URL
https://phoneappli-liner.net/api/v1_52/accrete/status-sent-sms/組織ID
アクセスメソッド:POST
・SMS受信通知先URL
https://phoneappli-liner.net/api/v1_52/accrete/reply-sms/組織ID
アクセスメソッド:POST

2. LINERにAccreteのアカウント情報を登録します。
※新規契約の場合はアクリートからの開通連絡受領後、下記設定の実施をお願いいたします。
[LINER管理]タブ - [基本設定と接続先アカウント一覧]→[SMS設定の一覧]→[新規アカウント追加]をクリック。


・「SMS 双方向」のお客様は「Accrete」を選択します。
Docomo、Docomo(バックアップ)、Rakuten Mobileのキャリア番号入力は
一文字目の0を削除し81を付けてください。
例:090xxxxyyyy → 8190xxxxyyyy
・「SMS 送信のみ」のお客様は「Accrete(送信のみ)」を選択します。
Docomo(バックアップ)にはDocomoと同じ値を入力してください



2.LINERとSMSの接続(Twilioの場合)
1.Twilioにログイン

2.LINERを開き、Twilioの情報を登録
LINER管理タブより、[基本設定と接続先アカウント一覧]→[SMS設定の一覧]→[新規アカウント追加]をクリック


3.各項目を入力する

図1

図2

3. LINERとSMSの接続(空電プッシュの場合)
※SMSは送信しかできません。受信不可です。
(空電プッシュの場合は送信用のAPIしかないため、エンドユーザから返信しようとするとエラーになります)
1.空電プッシュの管理画面にログイン
以下のURLと事前に提供されたログイン情報でログインする。
※事前にNTTコムオンラインマーケティング様と空電プッシュのAPI送信のプランを契約し開通していることが前提です

2.API接続用設定を変更
「設定」→「IPアドレス制限」を開き、以下の画面のIPアドレスを「新規追加」から追加をする

設定値
許可するIPアドレス | メモ |
13.115.228.63 | Liner App production 1 |
52.197.23.149 | Liner App production 2 |
18.179.176.217 | Liner App production 3 |
13.113.36.251 | Liner App production 4 |
3.プロファイル情報を取得
「設定」→「プロファイル設定」の「プロファイル情報」を開き、「アクセスキー」をメモ帳などにコピーしておいてください

※NTTコムオンラインマーケティング様から送られてくる「開通通知」にも記載があるので、どちらかでご確認ください。
4.セキュリティコードを取得
「設定」-「セキュリティ設定」の「セキュリティコード」を開き、任意の半角英数字の文字列を入力して「更新」をクリック。
※ここで入力した文字列は、後でLINER側の設定で使うためメモ帳などにコピーしておいてください

完了後は下記のように表示されます

5.SMS設定を新規登録
[LINER管理]タブ-[基本設定と接続先アカウント一覧]→[SMS設定の一覧]→[新規アカウント追加]をクリック。


下の表1の項目を入力して、保存をクリック


4. (必須)SMS用のカスタム項目の作成
SMSは普段お使いのSalesforceの「電話(Phone)」や「携帯(MobilePhone)」等の項目を利用し、
「SMS用番号格納先」項目へ +81から始まるSMS用番号に、フローを使って変換した値を入力することで、SMSの配信を可能とする仕組みとなります。
そのため、LINERでは、普段ご利用されるお客様の携帯項目の設定や、変換した番号を登録するカスタム項目の作成が必要です。
[LINER管理]‐[基本設定と接続先アカウント一覧]該当のオブジェクト名をクリックし、
[詳細]内の下記3点のに該当のAPI名をセットしていきます。


1 SMS送信元電話番号
設定している送信先オブジェクト(LeadやContactなど)の電話もしくは携帯番号のAPI名を設定します。
※既存項目を利用する場合、項目作成の必要はありません。
(例)「Phone」,「MobilePhone」等
2 SMS用番号格納先
1で作成したSMS用番号格納先の電話番号を、
SMS送信用の国番号を付与した番号に変換した値を格納するカスタム項目です。
※初回はカスタム項目を作成していただく必要がございます。
※項目のデータ型は「電話」項目で作成をお願いいたします。
(例)API名:SMSSendPhoneNo__c
3 SMSの不達フラグ
SMSが電話番号間違いで届かなかった場合にレコードに不達を記録するための項目です。
※初回はカスタム項目を作成していただく必要がございます。
※項目のデータ型は「チェックボックス」項目で作成をお願いいたします。
(例)API名:SMSNondelivery__c
4 取引開始後SMS送信元電話番号(リード利用組織は必須)
設定している送信先オブジェクトがLeadの場合、
取引開始後の(取引先責任者 or 取引先)の電話項目もしくは携帯電話項目のAPI名を設定します。
※既存項目を利用する場合、項目作成の必要はありません。
(例)「Phone」,「MobilePhone」等
5 取引開始後SMS用番号格納先(リード利用組織は必須)
2のSMS用番号格納先の電話番号(+81から始まる番号)を、
リードの取引開始後のオブジェクトで格納するカスタム項目です。
※ 項目のデータ型は「電話」項目で作成をお願いいたします。
(例)項目名:ConvertSMSSendPhoneNo
API参照名:ConvertSMSSendPhoneNo__c
6 取引開始後SMSの不達フラグ(リード利用組織は必須)
SMSが電話番号間違いで届かなかった場合にレコードに不達を記録するための項目です。
※初回はカスタム項目を作成していただく必要がございます。
※項目のデータ型は「チェックボックス」項目で作成をお願いいたします。
(例)項目名:ConvertSMSNondelivery
API名:ConvertSMSNondelivery__c
※現在ご利用いただけません。こちらに関しましてはVer2.100002にて対応いたします。
5. (必須)各項目を送信先オブジェクト設定にて入力
以下のように送信先オブジェクトへ値を入力し、マッピングを行います。
「設定値(API参照名)」には上記で作成したカスタム項目のAPI参照名を入力します。
※送信先オブジェクトに表示されない場合は、オブジェクト[MappingSetting]からレイアウト追加をお願いいたします。
no | 設定 | 設定値(API参照名) | 備考 |
1 | SMS送信元電話番号 | 例:Phone | ※組織により異なります。 |
2 | SMS用番号格納先 | 例:SMSSendPhoneNo__c | |
3 | SMSの不達フラグ | 例:SMSNondelivery__c | |
4 | 取引開始後SMS送信元電話番号 | 例:Phone | ※組織により異なります。 ※リード利用組織は必須 |
5 | 取引開始後SMS用番号格納先 | 例:ConvertSMSSendPhoneNo__c | ※リード利用組織は必須 |
6 | 取引開始後SMSの不達フラグ | 例:ConvertSMSNondelivery__c | ※リード利用組織は必須 |
7 | 本登録変換後ID | anslut__FormConvertedId__c | |
8 | SMS電話番号重複フラグ | anslut__SMS_Number_Duplication_flag__c | |
9 | SMSバージョン2.1移行フラグ | anslut__SMS_v210_migration_flag__c | |

6. (必須)Heroku連携設定の実施
[LINER管理]-[基本設定と接続先アカウント一覧]-[Heroku連携設定]にて、
「sms_display_name」へマッピングの設定を行います。
・Salesforce Keyを選択し、返送にチェックをしてください。
※氏名や、姓を選択します。選択した値が、SMSチャットコンソールに反映されます。

7. (リード利用組織必須)「取引の開始」先オブジェクトへの対応
1. リードオブジェクトの項目の対応付け
[オブジェクトマネージャ]-[リード]-[項目とリレーション]より、[リードの項目対応付け]を選択し、
「SMS用番号格納先」に対し「取引開始保SMS用番号格納先」をマッピングします。


8. (必須)各種フローの設定
SMSのご利用開始にはフローの設定も必要となります。
以下記事を参照に、フローの設定実施をお願いいたします。
9. (双方向利用組織は必須)通知設定
アクリートの双方向をご利用の場合、通知を受信することができます。
※LINEのご利用にてすでに通知設定を実施済みの場合は、設定不要です。
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